2か月がたちました。
1ヶ月前、私はハイクでこんなことを書いていました。
たくさんの人の明日が奪われたあの日。
画面を通して見た、津波が恐ろしいほどに広がっていく光景。1ヶ月。確かに経っているのです。
地震のなかった私のとこでは
外は暖かくなって顔を上げれば桜が咲いていて
足元をみればたんぽぽや小さな花が咲いている。でもそれに癒されると同時に幻をみたような切ない気持ちになりました。
幸せなことに今を生きていられる人として
あの日も、自分の気持ちも忘れない。被災されておられる方が心から暖かな春を迎えられる日を祈って
私は私の今を頑張るよ。
2011/04/11 15:51:10
そこからさらに1か月がたちました。
外を歩いていると時間がたったことに気付きます。
今を生きている、今生きていられる人間しか今を覚えてはおけない。
今を覚えておこう、忘れないでいよう。
そう思ってきました。
2か月たってわからなくなったことがあります。
結局私は被災したわけではないのです。そういう意味での「外側」にいます。
あの日とほとんど変わらずに生活をしています。
いったい何を覚えておけばいいのだろう。
時間がたつにつれてわからなくなりました。
ただ、することは変わっていません。
就職活動をして、大学に行き、ゼミをなんとかして、
膨大な情報をかぎわけながらいろんなことを考えて、
わずかでも経済を回そうとして、自分の好きなことをして笑って
そうやって今を生きています。
失われた命。
どうか安らかにお眠り下さい。と祈るしかできないのですが。
たくさんの方々の、迎えることのなかった未来を生きていく私が
何を覚えておくべきなのか、わからないからこそ
考えること、知ることをやめずに動きます。
うん。